矯正治療と歯周形成外科

■ 歯肉退縮の状態

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 40台の女性です。 この患者さんは,前歯の歯茎が上がって(退縮することによって)歯が長くなって、赤くなっているのが年々ひどくなっている歯周病を治したいと何年も願っておられたにも関わらず、それを治すことのできる歯科医に出会うことが出来ずにおられました。

■ 矯正治療後の状態

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 基本的な口腔衛生の管理と歯周病の基本治療を施した後に、歯列矯正を行い、正常で最適なかみ合わせを確立することが出来ました。この時点ではまだ歯茎の位置は上がった、いわゆる歯肉退縮の状態を示しています。

■ 歯周形成外科後の最終状況

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 マイクロスコープを使った歯周形成外科治療を施すことによって、歯肉のラインは正常で健康な審美的な状態を取り戻すことが出来ました。治療後、10年を超えるメンテナンスを継続されておりますが、状況はずっと健康で美しく安定しております。

この治療例におけるマイクロスコープによる歯周外科手術のビデオです。手術写真ですのでどうかご理解の上でごらんになって下さい。

■ 治療例をご覧になるにあたって

 このセクションに記載されている症例は,あくまで提示されている個々のケースにおいてのみ妥当性があると診断され,それを希望した方(患者さん)が個人のご希望とご責任により治療されたものの一部です。 患者さんたちはすべての説明を受け,その長所短所を十分にご理解いただいた上で処方され,治療後のフォローアップを受けておられます。 これらの例はあくまで,過去の治療例であり,新たに治療をご希望の方にはそれぞれに適した治療計画を診査診断の上で探る必要があります。

治療のご説明は医療従事者に向けたものではありません。 アップロードされている個々の治療内容についての一切のご質問はご遠慮願います。 当サイトにおける一切の情報については個人情報の保護および著作権の保護を主張します。 各症例の転載およびコピーを禁じます。